麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす! Let's move Japan forward from 九州! (23)
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新年あけましておめでとうございます。

 私は、現役のビジネスマンの一人として、九経連の会長として、また麻生という家業の責任者の一人として、この「九州から日本を動かす!」というテーマについて考え、書き、発信しています。

 こんなに平和で素晴らしい国を、25年間も国民総生産が全く伸びない状況からいかにして脱出させるか。債務過剰という、国家財政が破綻するかもしれないリスクを持っているにも関わらず、危機感なきジリ貧状態を現役リーダーはいつまで受け入れているのか。
 私たち戦後生まれは、親の世代の勤労と活躍のお蔭で復興した日本の中で豊かに楽しく暮らすことができている一方で、次世代の国際競争力の厳しさを予見しながらも、それらへの対応が遅いのが現実です。評論家のように分析し、他人事のように現状を批判しているが、現役リーダーたちは次の世代に何を残すことができるのでしょうか。

 私は1つの成功モデルを経済界から、そして飯塚、福岡、九州という地方から東京の皆さんに実績として示し、このメッセージのテーマ通り九州から日本を動かす役割を果たしていきたいと思い続けています。使命感を持って仕事に取り組んでいますが、まだ大きな成果が見えないまま3年が経過しています。
 九経連という経済団体の会長として、また教育関係の分野では、複数の機関で責任者として或いは支援者として関与しています。病院経営の分野でも責任者として現場を回り、まごころ医療の大切さ、やりがいを持って運営しています。『こういう成功事例があります、作りました。だから皆さんもできますよ。』という発信をし続けます。

 九経連会長としては、今年中に、日本の農水産物の輸出の実績を積み上げていきます。煮詰まる日本市場だけを相手にしていると、収穫が多すぎる農産物はそのまま市場に流通させると価格が崩れてしまうため、生産者は余剰分の廃棄を余儀なくされます。その一方で、購買力をもっている海外市場は安心で美味しい日本の農産物を買いたがっているのです。

 このような背景を踏まえ、これから伸び行く、そして豊かになっていくアジア諸国を日本の農水産業や林業の輸出先市場に広げることに力を入れます。これが動きだせば、輸出による増収と、現在進められている農業改革によるコスト削減の成果によって正味の利益の大幅増額が実現します。そうなれば、大都会で通勤ストレスを抱え、物価高で疲弊している次世代の若者が地方に戻っても安心して生活を営むことができます。
 政府がリードしている地方創生に繋がる流れを九州から作りたいです。

 地方の教育レベルを上げ、働く場所を創出すれば、もっと地方の良さに輝きが出ます。医療レベルの向上も地方の魅力を高める鍵の1つです。地元医師会と病院がタイアップして、高齢化社会の先進国の中でもさらに先進地の地方都市で、健康寿命を伸ばすフレイル活動を進めることで『この街は高齢者が多いのに、何故か元気な街だね。医療費もそう高くないな。しかも、ここは在宅介護もしっかりとしているので、生涯住み続けられる街なのだね!』という飯塚市を作ってみたいとも思っています。

 幸いにして福岡市が発展しています。更に伸び続けるように私も実績拡大できるよう支援していきます。
 外国人も、観光だけではなくビジネスでも日本の玄関口として福岡市を活用していけると思います。上海からも香港からも近い福岡が買い物やレジャーのみならず、ビジネスもここでという街になれば、東京まで行く必要がなくなります。また、その恩恵で福岡の周辺都市も経済的に潤うという流れに繋げるように努めます。

 サービス、コミュニケーション力のレベルアップが遅れている現状への対応を求めていきます。福岡に来たら嬉野、雲仙、由布院、阿蘇のパノラマや温泉、そして食事を楽しんでもらえます。香港やシンガポールにない家族で楽しめる奥座敷が整備されている福岡で、もっと国際会議が開催されるようになるはずです。

 九州の第一次産業には実に逞しいリーダーたちが各地にいます。農産物の輸出意欲は旺盛ですし、養殖漁業は日本全体の4割以上を占めています。牧畜業、養豚業、養鶏業でも実に逞しいリーダーたちがビジョンをもって海外展開されています。これらの動きに対して、政府にも協力的に対応して貰えそうです。

 温かい人柄、気候、アジアとの近さなど、国内の他の地域と比べて九州には好条件が揃っています。西から日本を動かす。九州が動き、日本を動かす。
 今年実績を出さなければ、私もただの分析屋、アジテーターで終わってしまうので、この一年、明るく、動き、実績に繋げていきます。
 この素晴らしい日本の国を、経済の面から皆さんと明るいニュース、実績を出していきたいと思います。与えられた一度の人生、親が喜んでくれる様な行動と成果を出していきましょう。

2017.01.04

麻生 泰