麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす!
Move Japan forward from 九州!
(124) 新年度スタート-勝ち残るためには
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 この大きな課題であるジリ貧の日本経済を前に、評論や分析で賢そうに「如何に動けないのか」を説明してくれる方が多い中で、他の地域に比べて動くことが出来る条件を多く持つ九州、福岡から次世代のため、地域、国家のために動いていくというやりがい、責任、使命は大きいのです。

 四月に入り、新年度が始まりました。各団体のトップの指示が出る時です。先日も九州・沖縄地方産業競争力協議会が開催されました。民間代表、地方行政の代表者、そして本省から派遣された九州駐在の政府機関の方々が集まっての将来ビジョンづくりです。新年度、そして三か年計画の説明がありました。総論的なものや、かなり具体的な内容まで出来ているもの、実現への行動、思いに関して各チームで温度差や違いがありますが,全てのチームにKPI(重要目標達成指標:Key Performance Indicator)を書くスペースが用意されていて、達成時の企業数は何社か、達成金額は幾らか、達成年度は何時なのかという数値目標が記入されています。この三年間で一気にこのKPIをしっかりと示すという文化、ルールが出来ました。民間では当たり前のことだったのですが、行政機関ではこうした数字で達成目標を表示するという文化はありませんでした。大きな変化、進歩です。この文化が全国の政府機関にあるのかどうかはわかりませんが、九州では公立機関もこの指標を導入しています。

 新年度を如何にスタートするか。特にこのコロナ禍の下で情報通信を活用のした交流が広がって来ていて、今までのルールや拘束時間が一気に変化しています。その変化をどう取り込み、勝ち残り組になるのかが、今までとは大きく違う新年度でのポイントであると思います。

 私ども九州経済連合会も今年度で60周年を迎えるのに当たり、ビジョン発表をして参ります。競争力を強化していくということに加えて、幸せなコミュニティーを作ろうという思いを入れています。もっと家庭を大事にして、明るく健康的で、ローカルアドバンテージをフルに活用した魅力づくりです。地元に残ろう、地元に戻ろうという気にさせる魅力を現役の我々が如何に作るかということです。
 リーダーシップが大事な要素です。自分の会社を、自分の家庭を、自分の地域を如何にして競争力、魅力があるもの街にするのか。私自身も自社の魅力づくり、競争力づくり、そして地域、九州、日本の魅力づくりに生涯をかけて頑張っていく中で大事な新年度がスタートしました。

2021.04.02

麻生 泰