麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす!
Move Japan forward from 九州!
(121) 「住みたくなる街 飯塚」を目指して その3
  • 著作紹介
  • バックナンバー
  • PDFファイル
 「住みたくなる街 飯塚」(※ページ上部「PDF」より別紙資料をご参照ください)の三番目は、飯塚市の文化や豊かな自然などの観光リソースを再認識し、魅力を発信して文化拠点となる街づくりをします。
 炭鉱時代築かれた伊藤伝右衛門邸は文化遺産になりました。1,000人以上を収容できる木造建築の嘉穂劇場も市内中央に存在します。
 嘉穂劇場を拠点にして明るい笑いのある文化事業に取り組みたいと思います。若者の会話力、発信力形成にも役立ちます。高齢者対応の、お笑い介護レクリエーション、シャッター商店街寄席等も飯塚の明るさを育てていく活動になっていくと思います。
 1985年に始まった飯塚国際車いすテニス大会は知名度が高くなりました。今年もコロナ禍で中止が決まりましたが、例年はアメリカや欧州から、この飯塚の街を目指して実に多くの外国人選手たちが参加するのです。地元のボランティア約2,000人が、「イイヅカ方式」と称されているきめ細かい支援、応援をしてくれ、大都会では味わう事のないヒューマンタッチの交流となります。年間35百万円くらい掛かるこの大会が飯塚の地で30年間以上も市民や市役所に支えられているのは私たちの誇りです。「イイヅカ方式」と言われるこのボランティアの盛り上がりに感謝しています。この文化をこれからの「住みたくなる街 飯塚」に活用できると思います。
 街の中央を流れる遠賀川は10年くらい前に氾濫し、嘉穂劇場が浸水するなどの実に大きな被害を受けましたが、直方市に排水機場が出来てからはほとんど心配なくなりました。
 それどころか、芳雄橋が立派に掛け代わり、そこから川の中央の土手に降りる階段が付いています。昨年から川土手でバーベキューも出来る様になったので市民が活用します。良い空気を吸いながら、遠くの山々を見ながらのレクリエーションです。こうして川が身近に活用できるとなると市民は「私達の川」という事で愛着を持ち、大事にしていくと思います。こうした自然が身近にあるというのもローカルアドバンテージです。ストレスが少なく、職場も近く、生活コストも安い。そして福岡市へのアクセスは道路も鉄道も段々と便利になる。40分の運転や電車で行けるのですから、東京の片道60分通勤とは違います。
 いかがですか?住みたくなる街になっていくのは不可能ではないでしょう。我々市民がその気になり、勢いというか動きが見えてくるとさらにこの流れは加速されていくし、市民としても自らこの流れに参加してくると思います。行政にお願い、おねだりするのではなくて、自分たちで素地を作り動かしていく事がポイントです。国は財政的危機に瀕しているのですから、勢いのある、自主性のある良い成功モデルの街を応援していくのが合理的だと思います。その動きを地元市民が首長と一緒になって進めていく事です。そこにはビジョンが必要です。
 皆で住みたくなる街にしていきたいと思います。世界では、元気を取り戻している炭鉱都市は無いようです。国内だけでなくドイツやアメリカを見ても。こうした点でも、私たちはさらにファイトが出てきています。

2021.02.22

麻生 泰