麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす!
Move Japan forward from 九州!
(114) 農林水産業の魅力を向上するために
  • 著作紹介
  • バックナンバー
  • PDFファイル
 九州、そして日本の第一次産業を元気にするためにはまずは輸出の実行です。自動車をはじめ国内産業の競争力がここまで向上、維持できているのは、国外という大きな市場が有るからこそ、大量生産が可能となってコストが下がり、収入や利益向上に繋がってきたからです。農林水産物の輸出はこれからです。よく言われる日本の輸出目標額一兆円はオランダの現在の実績の十分の一です。経済が大きく伸びゆくアジアに隣接する日本で、商売上手な大手商社がまだまだこの分野に積極的に参入してきていないという事実がその難しさを証明しているのかもしれません。農林水産物の輸出を本格的にビジネスとして始めるには、農業団体との調整、港湾設備や物流、梱包の改善、改良がまだ不十分であるという現実も有るようです。
 また、菅内閣の基本方針により、農林水産省でも組織改編で来春には輸出強化に繋がる局を新設される事が決まり、具体的な動きが始まっているのは心強いです。野菜が取れすぎてしまうと値段が下がるので、価格形成のために大事な野菜を押しつぶして供給力を削減する等、「罰当たり」という言葉は良くないですが、隣国には需要が有るのに本当にもったいないと思います。米中関係の非常にデリケートな状態がこれからも続きそうな中、日本から中国への農林水産物等の商品の輸出はチャンスです。北京と東京が関係の模索をしていく中で地方都市間での輸出から始めていくという小さな実績作りも一つの道かと思い九州単体でも動いていきます。私は第一次産業においては売り上げ増と、労働力削減に繋がるITやドローンの活用などで、この事業の魅力を向上させ、問題点を改善する事が私達ビジネスマンの仕事と考え、動きます。これによって明るい方向性がある程度見えてくれば、都会に住んでいる若者や中高年が地方都市に戻ってくるきっかけの一つになると思います。自宅から仕事現場まで車で10分程度、駐車場代はゼロ、昼食は自宅に戻って食べ少し昼寝をしてからまた現場へ。そして収入が10百万円強という流れを作り、休耕田も動き始めるようにできるはずだと素人ながら期待し、応援していきます。

2020.11.05

麻生 泰