麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす!
Move Japan forward from 九州!
麻生泰のメッセージ「九州から日本を動かす! Move Japan forward from 九州!(199)」
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地方から日本再復興の流れをつくる

 前号までは飯塚市の魅力向上を通じて日本の再復興の流れを生み出していく5つのテーマについて書きました。今回はリーダーについて説明を追加したいと思います。

 飯塚市民として、そして、九州から日本を動かすという使命であるライフワークを持っている私として「地方から日本再復興の流れをつくる」というタイトルで書いてきましたが、最大の課題はリーダーです。首長がどのようなビジョンを持ち、どのような街にしていこうとしているのか、その目標が明確であり、ブレず、さらにそのリーダーが魅力的であるという条件は絶対に必要です。

 福岡市を見ても熊本県を以てしても、高島市長、蒲島前県知事の魅力、ビジョン、そして行動力と実行力が現在の当該都市の勢いを作っていると思います。

 全てのリーダーが活用できるビジョン作りのポイントとして言える事は、岳父である武見太郎に多くのことを教わりました。20歳代後半で東京でのサラリーマン生活から家業の飯塚に戻ることに決め、そのことを報告に行った際、「家業での事業はどういう事を考えているのか?」「そして飯塚病院の経営は?」という質問をされ、自分なりの将来方針を伝えたところ、「それでは良くない。もっと世の中の大きな流れを読んで考えなさい。君の発想は過去からの延長で将来を考えているようだが、これから時代がどうなっていくのか? 麻生の強みは?泰の魅力は? そのように世の中の流れ、トレンド、技術面の革新など外部要素が一面で、麻生の強み、泰の強みとリードしていきたい方向性という内部要素で考える一面がもう一つの一面、そうした二つの流れからリーダーは将来の方向性を熟慮し判断しなさい。」「リーダーたる者、”過去からの延長“で考えるのではなく、”来るべき未来からの反射“で将来像を考えなさい。」と教えてくださいました。
非常に大きなメーッセージでお宝の言葉でした。

 リーダーが持つ魅力、リーダーシップで都市の街興しや将来ビジョンを伝える時には、その人の魅力と将来を見通したビジョンが大事です。口だけの公約ではなく本人が持つ強み、ライフワーク的な事業計画が大切です。

 私は飯塚には天から与えられた幾つかの幸運条件があると思います。発展する福岡市に隣接していること、太郎代議士の尽力により、国立大学情報工学部が38年前に飯塚市に設立され、この地方都市12万人の人口の中に近畿大学産業理工学部と併せて、4000人以上の大学生がいること、そしておそらく全国唯一だと思われる、学校教員、校長、そして教育長を経験した方が7年以上市長をされているという事です。教育現場を熟知した上で、問題点、課題を把握して市長となり、現在、学童センターも併設された小中一貫校が飯塚市内に4校もあるのです。
 飯塚市の教育レベルはさらに向上していくでしょう。医療も、飯塚病院は医療の質と経営の両立という非常に難しい課題に向かって改善活動を続け、知名度を上げてきています。大都市でなくても住民にとって住みたくなる街、住み続けられる街の形成は可能ですし、ローカルならではの強みとして、市民の愛郷心が強く地元を良い街にしていくぞという思いが強いことがいえます。

 武井市長とともに、世界で初めて炭鉱町から蘇った街にしていこうという思いと意欲をもって、日々明るく元気に街興しを継続していきます。

2024.05.29

麻生 泰