麻生泰のメッセージ

九州から日本を動かす!
Move Japan forward from 九州!
(144) 創業150周年 その2
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 今年、麻生グループが創業150周年を迎えるということで、前回から2回にわたって私の思いを書いています。今回はその後半です。

 1990年代の末にはセメント業界が需要減などの影響で不況になりました。当時リーダー格であった日本セメント、小野田セメント、秩父セメント、大阪セメントなどがドンドン合併を発表する中、私の経営方針の中では「麻生セメントは独自路線で行く」と、パートナーが決まる前に書いていたのを思い出します。1990年頃からフランスのラファージュ社の国際アドバイザリーボードの一人であった人脈を使って私は合弁交渉をしました。社内の相談相手は無く、ストレスの多い時でした。合弁が出来てからは 社長は私ですが副社長、財務責任者がフランス人。筑豊弁や博多弁が主力の言語だった当社には大きな変化でしたが、皆さんよく食い下がり頑張って、以来成果を出し続けてくれています。

 12年ほど前に巌社長に交代しましたが、非常にダイナミックに、かつ慎重さを持ちながら事業展開をしています。私では考えることが出来ない病院の事業継承を鹿児島で実施した際には私は反対でしたが、実行し順調にというかスピーディに改善、変革をされています。
 そして、資本と信用を活用しての企業のM&Aを進められるということも私では出来ない業です。コロナ禍で非常に難しい時代ですが、これからも引き続き、慎重にそしてスピーディに展開を進めていかれるでしょう。

 ご先祖様、そして全麻生の先輩従業員の方々に感謝を致します。それと同時に、膨大な債務を負い、30年間経済が停滞しかつ危機感不足のままジリ貧になっている我が国を見て、こうして150年の伝統とともに実績を上げてきた麻生の現役リーダーの一人としての責任と改革するやりがいを感じています。使命感を持って、良い実績をこの地方都市飯塚から、そして、福岡、九州から発信していくことで地域、国家のため、そして次世代のために頑張ります。

 現役の皆様が一丸となって日本の変革づくりに役立ちましょう。そして現役で見守ってくれている麻生の先輩方に対して、喜んでこの麻生が元気に維持拡大している姿を見せていきましょう。

2022.02.04

麻生 泰