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「麻生泰のメッセージ」を更新しました


   「公立・公的病院の再編統合で国の債務減額に期待する」 

 前回のコラムで、国の財政改善のためには増収策と同時に支出額の削減が必要という常識論を書いています。国の債務残高が対GDP比255%と、先進国の中で最悪の水準が続く日本。総額およそ1兆2,000億円、国民一人当たり1,000万円、この額は赤ちゃんも1人として含む全国民で背負っています。ギリシャでも168%、韓国は54%です。
増収策がなかなか見込めない中、国民はおねだりが出来にくくなっている国の現状を理解しなくてはなりません。また、政府は補助金名目の支出内容の抜本的な見直しが急務だと思います。

 公立病院の補助金額の中で、東京都立広尾病院のケースを挙げます。あの一等地で408床、ここでも年間約40億円の補助金を受けています。東京都の担当職員に言わせれば “東京都は金がありますから” と私に説明しました。この人口12万人強の飯塚市の地で1,000床以上の病院を運営していますが、補助金額は広尾病院の100分の1程度であり、赤字でもありません。要するにマネージメント力の活用です。公立病院は日本の品質管理の文化や常識をもっと真剣に導入、活用しなくてはならないと思います。

 飯塚病院では診療が終わると直ぐに明細書を発行します。それを持って自動支払機で支払いをすれば完了です。ところが、先日広尾病院に一患者として行った際、診療現場で明細書を貰い、それを事務職員の多くいる窓口に提出すると10分くらい待たされた後、事務職員から新たな書類を貰います。それを貰ってから自動支払機にかけるのです。なんという時間のロス、そして事務スタッフの生産性も高いとは感じませんでした。

 さらに驚くのは、広尾病院のスタッフによれば、この建物も古くなったので建て直すそうです。あの一等地に22,000屬鮟衢しています。病院の奥に建っている看護師の研修センターと他の施設を壊してそこに新しい病院を建設し、次に今の病院建物を解体して看護関係の施設を建てるというのですから驚きです。近くに日本赤十字社医療センターがあるのですから併合してはどうかと思います。そして、この一等地は売却して資金確保に結び付ければ良いのにと思います。

 病院は敷地を大きく持っています。病院数やベッド数が多すぎる中、働き方改革で経営が一段と悪化していくのが現状です。公的病院の統廃合による都心部の病院敷地の換金化は、公立・公的病院の存続見直しと国の債務減額にも結び付くという先見の判断が、都会の病院や学校では出来るのです。
それには大きな判断で強いリーダーシップが求められますが、今のタイミングで考えていただきたいと思います。

http://www.aso-group.jp/message/message.pdf
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