麻生グループ
「麻生泰のメッセージ」を更新しました
Results are everything
危機感無きジリ貧経済が続いている日本。この流れを何とか私たち現役リーダーや責任意識を持った現役陣が、ビジネスのみならず、教育、農業、漁業、医療面他、各職場で改善文化、改革意識を持って進まねばという思いで動き、私はこうしたコラムを書き続けています。
しかし、経済の現状は向上していく傾向はあまり見えてきません。今回の衆議院選挙のスピーチを聞いていても、野党は自民党の批判が中心で、自分達のビジョンは、本当にそんなことが出来るのかな?と思える、選挙キャンペーン用の美辞麗句というのか耳ざわりの良い選挙公約ばかりのように私には聞こえます。
「結果こそすべて」results are everything、結果に対して洞察力を持たなければと言われるように動かせなければ、言うばかり、書くばかりではいけません。中央の官僚や政治家に任せきりではなく、民間の私達は動きが取れるのですが、動くだけでは現役の責任、使命を果たしているとはいえません。結果としての成果がなければいけないのです。天から見ている先輩たちを安心させ、理解してもらうには、我々現役陣は、結果としての動き、流れが起こり始め、動き始めるまで努力し、成果に繋げる使命を、与えられた『機会』と受け止めて頑張っていきたいと思います。
病院の事例で言えば、民間病院の経営難から閉院が始まっています。これは今年度末頃にはかなりの数になると思います。この16か月間で民間病院は全国で72か所の病院やクリニックが経営難などから閉院しています。国公立病院は12か所です。もちろん民間病院の絶対数は公立に対比して多いのですが、この民間医療施設の閉院数は今年度末そして来年度は大きな話題になるほど増えていくと思われます。
病院にはベッド数次第ですが、100床あれば300人位の医療スタッフや事務系のスタッフが働いていると思います。
企業で例えると、大きな中小企業規模です。社長はビジョンを持ち、目標を従業員に対して説明し、今年度の方針やその会社が大事にする方向性、数字目標などを言い続けるか、或いは自ら方針書を書いて配布して、浸透を図っていると思います。
公立、公的病院の院長がそういう方針書、経営責任者としての思いを発表している病院は少ないと思います。300人のスタッフに、リーダーとして特に力を入れる経営方針や経営哲学、数値目標の明示は民間では不可欠に近い課題であり非常に責任が大きく、ストレスも多いポストです。
官民問わず、みんなで努力をして明るい医療現場づくりを目指していきましょう。
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