麻生グループ
「麻生泰のメッセージ」を更新しました
明るい職場づくりで雇用を確保する
人出不足は医療現場、建設現場、一次産業現場他で深刻さを増すばかりです。少子高齢化の流れからも、働き方改革の流れからも、この難題は進んできます。
対策として
☆ 女性の社会進出の機会増と働きやすい条件対応
☆ DXによる自動化、効率化
☆ 定年の延長、高齢者の活用
☆ 外国人の雇用、受け入れへの魅力づくり
などが考えられていますが、雇用主側にとってもこの状況打破は改善する良い機会であり、雇用創出を考え工夫するチャンスの場と捉えて動きが必要ですし、すでに随所で多くの工夫が生まれています。
サービス産業に於いては、お客様の満足度向上が基本策であり大事なポイントですが、従業員満足度の向上も非常に重要なポイントです。雇用確保に明るい職場づくりは、給料などの労働条件改善以上の重要性があるのではないかと思います。勿論、労働条件の課題も不可欠の課題ではありますが、私は明るい職場づくりにリーダーが力を入れていく事が、大事な雇用確保につながるポイントだと思います。給料面も大切でしょうが、むしろ、職場が明るい、それをリーダー達が重要要素として心がけて職場づくりをする配慮が重要です。
病院では看護師確保が深刻な緊急課題となっています。看護師を目指し3年、或いは4年間学習し、看護師国家試験に合格して晴れて看護師として勤務が始まったにもかかわらず、早期退職者が増えています。そこには多くの課題があると思いますが、私は育てた教育機関側の問題のみならず、それ以上に受け入れる病院サイドにもきっと改善すべき課題が残されているのではないかと思います。
医療スタッフの仕事は実にやりがいがあります。神様に一番近い職種の一つとさえ思います。技術的に病気やけがを治し、精神的に患者を勇気づけるという、メンタル面でも治癒を促進する本当に素晴らしいプロならではの成果が見える職種です。一人の患者を勇気づけ、患者本人が治癒に向かって意欲的に努力して、改善していく気持ちにさせるというやりがいが大きい職業でありながら、看護師が早期退職、離職というのはもっと抑制していけないものかと思います。現場のリーダー方の思いやりや魅力が重要です。
医療有資格者は定年後でも多くの需要というか職場があります。忙しかった病院勤務時代とは違って、高齢者の療養施設やこれからの流れでは在宅看護の現場が増え、或いは現役時代と同じ病院に勤めながら看護師のサポートとして、一段ストレスの少ないポストもニーズが多く存在します。
生涯現役、生涯学習、生涯収入という道は医療職全般に与えられた自己管理、自己成長、そして本人の魅力向上や遣り甲斐づくりの自然の流れであり、大いに活躍して貰いたいと思います。
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