麻生グループ
「麻生泰のメッセージ」を更新しました
今の動きが10年後の日本を救う
550兆円のGDP国民総生産という収入に対して国は倍以上の債務、借金を持ちながら進行している中で、新年度に向けての歳出は新たな教育テーマ他で歳出額がかなり増えます。一方で、必要な財源確保の案はこれと言って進展しておらず、収入の倍の借金があるままで進み続けています。
防衛費も強化が必要、公共の橋やトンネル、そして下水道にもメンテナンスの必要性が出てきている中での財源づくりは急務です。私は官僚幹部の方から、会話の中にさりげなく「国は670兆円の保有金額がありますから。」という発言を耳にしたことがあります。こういう油断があるのものんびりしている所以かと気づきました。先輩たちが築いてきた財産を頼りに、これから先の防衛力強化、少子高齢化による人口数のジリ貧、公共工事の補強、といった難問題に対処しなくてはならないのに。
財源確保にもっと真剣に取り組んでいく事を強く求めます。日本は誇れる文化として、安心な国、美しく清潔な国、信頼できる日本人、親切さ、食べ物の美味しさ、そして、今や円安からリーズナブルな国という新たな魅力を付けました。このブランドは強力で、多くの観光客が来日し、さらにリピーターとして地方都市にも足を運んでくれるようになっています。こうした魅力、競争力はどんな国にも簡単には真似出来ない実に凄い財産です。
或いは不動産の購入という新たな購買者としての動きも出ています。防衛上の問題はしっかりと管理しなくてはなりませんが、大都会のビルやマンション、ゴルフ場やリゾート地の購入等の動きは結構な事ではないかと思います。それだけ、投資する魅力、期待、安全性を見込んでの投資ですから。これが先述のような信頼ポイント、魅力ポイントが薄れていく傾向が始まると、こうした購買意欲、動機は一気に落ちていくと思われます。アジアでのビジネスで、現地の若手経営者から「かつて日本は良い国だったのにね」と過去形で評されショックを受けたと友人から聞いたこともあります。
官民あげての収入増、支出減の作戦をもっと盛り上げていかねばなりません。コスト減、収入増の可能性ある部分は大いに残っています。公的補助金のチェックは私がいつも書いている公立公的病院や公立学校の、マクロかつ長期のビジョンに沿った大幅削減です。将来構造をしっかりと作り、ダメージを受ける公共施設や公務員数削減も発生しますが、まだ日本に良いブランドが残っている間に実行することを強く求めます。10年度の2035年に、「この案が10年前にできていればまだ日本への信頼度も残っていて改革も可能だっただろうに。」と後悔しないように今動き、動かしていきましょう。
石破内閣では出来ないものでしょうか?
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