１．目 的
麻生グループ行動基準（以下「本基準」という）は、麻生グループが法人活動を展開していくにあたって、法令を遵守し、社会倫理に従って行動するという観点から、日常の業務を遂行していくうえで、麻生グループの役員および職員等の基本的な行動の基準を定めたものです。
２．定 義
本基準において各用語の定義は、以下の通りとします。
（１） 「麻生グループ」とは、（株）麻生およびグループ経営対象法人（以下「対象法人」という）をいいます。
（２） 「役員および職員等」とは、麻生グループの取締役、監査役、顧問および相談役等の役員に準ずる者、各法人の就業規則の適用を受ける者、その他各法人と雇用関係にある者（非正規雇用者）をいいます。
３．適用範囲
（１） 本基準は、麻生グループの役員および職員等に適用されます。
（２） 本基準は、派遣契約および業務委託契約等に基づき各事業所に常駐する者も遵守しなければなりません。これらの者を採用した場合は、責任を持って本基準の趣旨を伝達しなければなりません。
１．行動指針
私たちは、社会の一員として、日常の業務遂行の中で常に法人の社会的責任を全うすることが、麻生グループの価値向上につながるとの認識の下に、以下に定める行動基準を誠実に遵守します。
２．行動規範
私たちがよりよき社会人・麻生グループの役員および職員等として、誠実かつ適切な行動を適宜・迅速に行うための行動の拠り所となる基本原則です。
（１） あらゆる法人活動において、関係法令および本基準を始めとする法人内規程を遵守して業務を遂行し、すべての法人活動が正常な商習慣並びに社会倫理に適合するよう努めます。
（２） すべての人の基本的人権を尊重します。また、人種、信条、性別、年齢、社会的身分、門地、国籍、民族、宗教または障害の有無等の理由による差別、セクシャルハラスメント、モラルハラスメント等個人の尊厳を傷つける行為を行いません。
（３） 法人と利害関係をもつ関係者とは公平・公正な関係を維持し、取引や業務における判断は公正に行います。
（４） 法人の正当な利益に反する行為または法人の信用、名誉を毀損するような行為を行いません。
（５） 法人の活動は働いている方々の身体だけでなく精神においてもそれが健康・安全を保てる活動となっていることを意識して、これに取り組みます。
（６） 社会の発展がなければ法人の発展がありえないことを認識し、社会とともに発展することを目指します。
（７） 常に社会人・麻生グループの役員および職員等としての自覚を持ち、高い道徳観および倫理観に基づき社会的良識に従って行動します。
３．行動基準
私たち一人ひとりが日常の業務遂行において遵守すべき事項を具体的に定めたものです。
（１） お客様、取引先、競合先等との関係
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関係法令に従って法人が提供するサービス・製品の安全性および品質に十分配慮します。
�◆ー�由な競争および公正な取引
自由な競争原理に基づき、独占禁止法等の関係法令を遵守した公正な取引を励行します。
�� 購入先・協力先との取引に関する方針
商品および資材等の購入先、請負業者等の協力先とは公平・公正な関係を維持し、関係法令および契約に従って取引を行います。
�ぁ＼楝圈βＥ�等に関する方針
国会議員、地方公共団体の長、議員、官公庁・地方公共団体の役職員等に対し、贈賄行為を行わないことと同時に、その他の取引に対しても関係法令を遵守した関係を維持します。
�ァ〕⊇估�関連法規の遵守
製品、技術、役務等の輸出入取引について、外国為替および外国貿易法その他国内外の関係法令による規制を遵守し、所定の手続に従って適正に実施します。
�Α＼訶繊�広告等に関する方針
宣伝・広告その他の営業活動において、サービス・製品の品質、仕様について事実に反する表示・表現またはお客様に誤解を生じさせるおそれのある表示・表現を行いません。
（２）社会との関係
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寄附行為を実施するにあたっては、その必要性および妥当性を十分に考慮し、関係法令に従って行います。
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政治資金、寄附、選挙、政治活動に関して、政治資金規正法、公職選挙法等の関係法令を遵守します。
�� 反社会的行為への関与の禁止
市民社会の秩序や安全に脅威を与える暴力団、総会屋等の反社会的勢力・団体に対しては断固たる行動を取るものとし、一切の関係を遮断します。
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社会との調和、共存を意識し、地域社会との相互理解、活動に対する信頼性の構築に努めます。
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地球環境を保全し、循環型経済社会を実現するために、関係法令および各種規制を遵守すると同時に、業務のサイクルにおいて、環境への配慮を意識します。
（３）株主・投資家等との関係
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株主・投資家はもとより様々なステークホルダーに対し、関係法令に従い発信する情報は、正確性を確保し、秘密保持の必要性を考慮した上、適切な時期、方法により行います。
�◆．ぅ鵐汽ぅ澄室莪�の禁止
職務や取引に関連し知り得た会社、関係会社および他社の未公表の情報を利用して株式等の有価証券の売買を行いません。またその情報を利用して第三者への利益提供または便宜供与を行いません。
（４）法人財産・情報の管理
� ）／雄盪困隆浜�および適正使用
法人の財産（有形、無形の資産）を法人内規程等に従い適正に管理し、私的用途に流用する等業務目的以外の使用を行いません。
�◆“詭�情報の取扱い
法人およびお客様、取引先等の秘密情報は、法人内規程や契約等に基づき管理し、在職中のみならず退職後も、所定の手続きによることなく開示・漏洩・利用しません。また不正な方法によりお客様、取引先、競合先等の秘密情報にアクセスし、これを入手しません。
�� 個人情報の取扱い
個人情報の取扱については個人情報保護法を遵守し、情報が不当に開示・使用されることのないよう厳重に注意します。
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法人の知的財産権（特許権、著作権、実用新案権、意匠権、商標権等）の維持、確保およびこれらの権利の許諾は、法人内規程等に従います。
１．運用体制
（１） 本基準の主管は、グループリスクマネジメント委員会とします（グループリスクマネジメント委員会は、麻生グループの行動基準をより確実に実践していくための組織として、グループ経営委員会に設置します。）。
（２） グループリスクマネジメント委員会は、本基準に関する方針の作成・改訂および教育・啓蒙並びに遵守状況の確認等を行います。
（３） 対象法人は、本基準の推進責任者を決め、本基準の徹底に努めます。ただし、各法人の取締役会または意思決定機関の決議に基づき、本基準と矛盾しない範囲で本基準の内容を変更することができるものとします。
２．違反者への対応
（１）本基準に違反した行為、または違反するおそれのある行為が行われている可能性があると認識した麻生グループの役員および職員等は、グループリスクマネジメント委員会が設置する窓口へ直接通報することができます。この場合において、通報者は通報した事実によって何らの不利益を受けることはありません。なお、本人の判断により予め上司に相談のうえ、あるいは上司と共に通報することもできます。
（２）本基準に対する違反行為については、対象法人の就業規則等に基づき処罰の対象となります。
